Just Keep Buying

米国株インデックス投資をただ続けるブログ

VYMをどうするか

私のポートフォリオの13%程度はVYMです。VYMをどうしようか悩んでいます。

VYMのパフォーマンス

2018年以降はVTI / S&P 500に引き離されている

2018年頃まではVTI / S&P 500と同程度の推移でしたが、2018年以降は引き離されています。

クッションとしてはどうか?

銀行が多く含まれているので、リーマン・ショック時やコロナショック時はベンチマークと同程度のMax drawdownでした。つまりクッションとしてVYMを考えるときは下がっても配当は同程度出るはず、というポイントにのみ期待することになります。2022年はベンチマークよりは下げませんでした。

配当への税負担が重い+税の先払い

米国株インデックス投資を始めた当初はそこそこのキャピタルが期待できつつ、配当多いと嬉しいかも、というぐらいの期待でVYMを買い始めました。実際配当が出て、それが再投資で少しつづ増えていくのはモチベーションになりました。

しかし、米国株からの配当(分配金)は米国税+国内税で税率が高くなります。確定申告で米国税分は取り返すことができる、とよく言われるのですが、実際やってみると必ずしも10%全額取り戻せるわけではないようです。

出典:SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA

また、配当を内部で再投資してくれる投資信託と比較して、手動で再投資しないといけない分都度税を払うことになり、投資効率は落ちています。

今になって思うのは、インカムとキャピタルは区別して考えるべきではなく、VYMを買うということはインカム+キャピタルがベンチマークに勝てると判断することである、ということです。当時はそのへん何となくでしたね。

VYMの代わりをどうするか?

もしVYMを他の銘柄と入れ替えるとしたら何がいいか考えています。

VTI

S&P 500でもいいのですが、これまで買い続けてきて思い入れがあるのでとりあえずVTIとしておきます。より純粋なインデックス投資に近づける案。

BND / EDV

クッションとしての役割を期待するなら債券を買うのが定石です。また流石に今年は上がり過ぎなのではないかという気がしており、債券系に少し振ってMax drawdownを下げつつ、調整で買い増すのもアリかなと思っています。ただ、どうやら最近は債券と株の相関が上がってきているようで、債券がクッションとしても役割を果たさなくなってきているという話もあります。

www.bloomberg.co.jp

債券をいれるなら、EDVのようなより大きな動きをするものを入れたほうがバックテスト上はパフォーマンスが上がるようです。(当初一括投資、あとは放置の場合)

一方、働いているうちは自分自身が債券のようなものなので、人的資本(自分がどれぐらい稼げるか)が十分大きければ債券はいらないという考え方ももちろんあります。

毎月、給与が支給されるサラリーマンという安定債券がなくなってしまった以上、資産を増やすことより、減らさないことを重視していきます。リーマンショックがきた時も、平然と投資を続けることができたのは、サラリーマンという安定債券があったからでした。FIREした今、リーマンショック級の下落局面に遭遇したら、平常心を保てるかどうか、自信がありません。

SBI証券での新NISA口座開設完了 - 投資という名の長い旅

QQQ

逆に、もっと攻める案。10%程度まではQQQ / MSFT をいれていいかとは思ってます(MSFTはもしかしたらどこかでQQQにするかもしれない)。

どうやって決める?

自分のリスク許容度と向き合って決めるしかありません。現金は家計全体ではまだ十分あるので、もし暴落が来ても株を売らないと生活ができない、ということはありません。ただMax 40-50%の下げがあって、今後5年はもとの株価に戻らない、みたいな状況が起こると想定するのであれば、もう少し守りに入っても良いフェーズに来ているような気もします。

暴落が来ても働き続ければ生活はしていける状態ではあります。なので、結局なにをいつ達成したいか、という目標設定からゴールは決まるはずで、そのゴールがまだ不明確だからポートフォリオも決まらないということなのだと思います。金額的には目標はあるものの、時期ですね。悩ましいところです。